海外に長期滞在する方法について
海外に中長期的(1週間~1か月)に滞在する方法には次のようなものが想定される。
今回は一組の夫婦を想定しているので人数は2人だ。
- 同じホテルにロングステイする
- 友人・知人の家にホームステイ
- マンスリーマンションなどを借りる
- Airbnb
- その他
などが考えられる。
<ホテル検索から探す場合>
今どきはBooking.comからでもアパートを借りることができるので、現地の不動産屋に詳しくない場合はこちらも有効活用してみよう。
部屋を絞り込み検索するときにアパートやホームステイが出てくる。
<大家さんと直接交渉をする場合_ドイツ>
WG Gesucht(べーゲーゲズーフト)という、個人が自分の家や部屋に関する賃貸広告を上げることができる掲示板だ。ドイツ国内では最大手の一つに入るはずだ。
私はここを使って借りたこともあるし、自分の部屋を貸し出したこともある。
注意点としては、不動産業と違ってやり取りはあくまで個人間になるため、詐欺や実際の部屋の状態に乖離が生じていても保証は何もないことだ。
特に、外国にいながらドイツの部屋を借りる際に、賃料を海外送金などで先払いしていたにもかかわらず鍵の受け渡し時に相手が来ないなんてことになったら大変だ。
事前にオンライン通話をしたり、お互いのパスポートや身分証明書を確認するなどして、身元を明らかにしておいたほうがいい。
ドイツ以外の国での大家さんと直接交渉をしての部屋の借り方については現在調査中であるが、明るくなり次第随時アップデートしていきたい。
世界1周旅行の予算
一緒に旅行するパートナーがいるときに限っては、相手と予算や金銭感覚を合わせる必要があるので極端に安くしたり、高くすることは難しい。
夫「世界旅行の予算は半年で300万円くらいかな」
夫「予算は500万円くらいかな」
夫「まあ1000万円あれば足りるだろう」
私「…なんで予算ちょっとづつ増やしてるの?」
節約したい私とお金をかけたい夫の間で予算会議は熾烈を極めた。
妥協点を探るのは困難なので、私はこっそり「裏予算」を設けることにした。
自分たちが日本で生活しているときの1日当たりの費用を参考にしよう。
日本の東京は世界でも生活費が高いことで有名だ。
東京で二人で普通に生活するのに必要な金額を1日当たりの旅行の予算にすれば、
日本より安い海外においては「質の高い生活」が望め、
自分たちにとっては「日本にいるときと変わらない金銭感覚」
で収めることができるため納得感の高い予算組みができるはずだ!
<①東京での2人の生活の費用>
1日当たり食事込みで7300円ほどを充てるのが適当ということが分かる。
<②交際費>
1日当たり外食や電車代を含めて2000円ほどが適当になる。
<③1日当たりの旅行費=宿+外食+移動費>
①+②で約9300円。
仮に9か月旅行したとすると、
250万円ほどを予算で見込んでおけばいい。
これで旅行中は2人で1日1万円程度に収まるグレードのホテルとレストランを選べばいいということが明らかになった。
もちろん、物価の安い国では1日1万円より安く、物価の高い国では1日1万円を超えるかもしれない。
実際には安い国では1日3000円程度で済むかもしれないし高い国では2万円を超えるかもしれない。
最終的には旅程全体のバランスをとって1日1万円に収まれば
「日本で暮らしているころと同じくらいの費用間で世界1周ができました」
といえる満足感の高いものになるだろう。
(もちろん航空券代やワクチン接種代は上記とは別会計になるけれど。)
世界1周旅行計画_ルート編②
前回立てたルート案(↑画像)に基づき、
どこの国を拠点として長期滞在するのか、どの国は短期滞在として訪問するのかを表にしたものが↓。
世界1週にかかる日数や、大体どこの国によるのかが明確になり、これに新たに行きたい国を足したり引いたりして具体的な計画が立てられる。
<旅行計画まとめ>
訪問国…約30カ国
期間…約9か月
東・南ヨーロッパは陸路での移動に使うため、長期滞在拠点は無し。
その他は地域ごとに滞在拠点を作り生活を楽しむ。
<Next Step>
・長期滞在する方法を探す(マンスリーマンション、Airbnb、ホームステイ等)
・各国でやりたいこと、見たいことを明確にする
・人に会う場合はアポイントを取る
世界1周旅行というとバックパッカーのようにずっと移動しながらの旅行を想像するかもしれないが私たちの世界1周はそうじゃない。
生活拠点を各地域に作ることで、自炊できる環境を整えて食生活が乱れないようにしたり、海外で部屋を借りたり生活をする練習をしたりすることで将来外国に移住するときの予行演習ができる。
なにより、地域ごとに長期滞在することでその地域の生活を楽しむことができる。
世界一周旅行計画_ルート編
夫と二人で行きたい国を書き出して、いくつか拠点となる国を選び出してルートを作るとこんな感じになった。
シンプルでわかりやすいいいルートだと思う。
「世界1周していないじゃん!」という突込みはなしで。
南北アメリカ大陸やオセアニア、アフリカなどは別の機会にちょくちょく長期の休みなどをとって訪れようということになった。
<ルート概要>
日本を出発して西回りでユーラシア大陸を横断する。中央アジア、東ヨーロッパを中心に周る。
<滞在期間>
以下の2種類に分けて滞在期間を変える
- 長期滞在し、旅の拠点とする国(1週間~1か月)
- 拠点は設けず旅先に泊まる国(観光地周り終えたところで移動)
<移動手段>
- 格安航空券をその都度購入
- 各地域の長距離列車や特急列車
- 船も可
国内旅行をしていく中で、
- 移動ばかりの旅はつらいということ
- 外食ばかりだと体調を崩すこと
- たまにはゆっくりネット環境に接続して漫画でも1日中読みたい日があること
が分かったので休息日を持ちやすいように拠点を構えることを計画に入れる。
地図上で黒戦で囲った国においてはAirbnbを利用したりマンスリーマンションなどを借りることで拠点を用意しようと思う。
自己紹介
世界1周夫婦ということで自己紹介がこちら。
夫には許可をとっていないので夫の方は妻目線の概要のみ。
←妻
- 1992年生まれの30歳
- 学生時代は商学を専攻していた
- 定職に着いたりつかなかったり
←夫
- 妻よりちょっと年上
- エンジニア
- 自称有閑階級
お互いもともと海外に興味を持っており、独身の頃から海外への移住や世界一周をしてみたいと思っていた。
結婚を機に、「まだ若く体力のあるうちに、子供が生まれる前に、念願の世界一周旅行をしよう」という話になり、特にどちらかを説得するでもなく2024年を目途に出発が決まる。
「気力と体力を使って貧乏旅行で安く済ませたい」という大して貯金のない妻と
「多少お金を使ってでもいいところに泊まりストレスのない旅をしたい」という夫とで
予算感に乖離があるのがちょっと不安。